検察庁法改正案をめぐり、Twitter上で大きな抗議や署名活動が行われています。
280万件をこえるツイートが行われ、問題として取りだたされている「検察庁法改正案」とはとは何なのでしょうか。
「検察庁法改正案」の内容や、改正されると何が問題なのか、またネットの声も合わせてまとめました。
検察庁法改正案の内容とは?問題点や抗議の理由はなぜ?
簡単に言うと、「検察庁法改正案」というのは検察官の定年を65歳に上げよう、と言うものです。
なぜこれが問題なのか。その理由に関して詳しく説明している動画がこちらです。
#安倍政権 が「閣議決定」で法律の解釈を変え、検察ナンバー2の定年を延長したことが批判を集めています。
いったいなぜ「前例のない裏技の人事」とまで言われるのか。その問題点とは、どこにあるのか。改めて振り返りました。#みんなのWHY#安倍首相#安倍総理#検察#定年延長 pic.twitter.com/j42Q199Ap7
— TBS NEWS (@tbs_news) March 3, 2020
立憲民主党は問題の要点をまとめています。
トレンド入りしている検察官の定年延長の問題、そもそもの問題点は?ぜひ動画を見てください!
⑴ 検察官は国家公務員法の定年延長適用しないという政府解釈を無視
⑵ 政府から変更理由の説明がない
⑶ 検察の中立性に対する信頼を失う (2/27)pic.twitter.com/mLaeGxdr5C— 立 憲 民 主 党(りっけん) (@CDP2017) May 9, 2020
さらにわかりやすく、画像でも簡単に説明しましょう。
検察庁法を改正して定年を65歳にした場合、三権分立が壊れてしまうのではないか、ということなのです。
これらの問題点から、検察官の定年を63歳から65歳に上げる「検察庁法」の改正を認めない!という抗議活動がネット上で起こっています。
法案として通ってしまった場合には、政権が気に入った検事を残せる人事になってしまうという見方もできます。
また、この法案に関して現時点で政府から変更理由の説明がないのも気になります。
日本の将来を揺るがしてしまう恐ろしい法律が成立してしまうのではないか、と反対の声が多く上がっています。
検察庁法改正案に関する有名人・世間の声
多くの有名人や著名人も、「検察庁法改正案」に反対意見を述べています。
このコロナ禍の混乱の中、集中すべきは人の命。どうみても民主主義とはかけ離れた法案を強引に決めることは、日本にとって悲劇です。#検察庁法改正案に抗議します
— 宮本亞門 公式 (@amonmiyamoto) May 9, 2020
どのような政党を支持するのか、どのような政策に賛同するのかという以前の問題で、根本のルールを揺るがしかねないアクションだと感じています。#検察庁法改正案に抗議します
— 水野良樹 (@mizunoyoshiki) May 9, 2020
大事なことは、ちゃんと国民に説明してから、順序に則って時間をかけて決めませんか?
そんなに急ぐ必要があるんですかね。— Yu Shirota(城田優)🇯🇵🇪🇸 (@U_and_YOU) May 10, 2020
— 浅野忠信 ASANO TADANOBU (@asano_tadanobu) May 9, 2020
なぜ今、検察の人事に内閣が介入できるようにしようとしているのか。なぜ今、東京高検・黒川検事長だけ定年延長という「特別扱い」をして検事総長にしようとしているのか。なぜ今、コロナ禍の最中に、この法案を強引に通そうとしているのか。いろいろと胡散臭すぎる。
— 布施祐仁 @『日報隠蔽』(集英社文庫)4/17発売 (@yujinfuse) May 10, 2020
有名人から反対の声がこんなにも上がるのは日本社会では大変珍しいように思います。
コロナでの政権対応への批判も重なり、Twitter上で日本国民が一致団結したような印象を受けました。
検察庁法改正案の内容とは?まとめ
今回は検察庁法改正案の内容を、わかりやすく簡単に動画で解説しました。
検察庁法改正案とは、検察官の定年を65歳に上げよう、と言うもので、Twitter上を中心にこれに抗議する声が多く上がっていました。
国民の声は安倍政権に届くのでしょうか。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。